胃腸のツボ胃の不調はどこからくるのでしょうか。西洋医学的には、急性胃炎、慢性胃炎、逆流性食道炎GERD・NERD、機能性ディスペプシアFDといった診断名がつけられることが多く、薬としてはエソメプラゾール、ランソプラゾール、ファモチジン、モサプリド、ドンペリドンアコファイド、六君子湯あたりが処方されることが多いです。メカニズムとしては、胃酸過多、もしくは防御因子低下によるものがあります。原因としてはストレスも一因です。鍼灸治療においてどのようにしていくのか?まず、胃の神経伝達は、胃から脳へいくことが前提ですが、実は身体から同じ信号が脳へ伝達されています。胃&身体で同じ神経が→脳ということです。デルマトームというものがあり、不調の臓器に対してリン...10Aug2024
針で肩こりは解消するのか?肩こりには針がいい、とはよく聞くけれどなぜなのか。通常は筋肉には動脈・静脈といった血液が通り、血液は酸素や栄養を筋肉へ運んでATPという動かすエネルギーを作ります。コリがあるところは、「血液が止まっている状態」と言われています。メカニズムとしては、交感神経が昂った状態が続く、同一姿勢や筋肉を使いすぎることで筋疲労を起こすとコリの部分にはアセチルコリンが溜まってしまってしまい、これが原因で固くなってしまいます。そして、血液の循環が悪くなります。(虚血状態)この虚血状態になると、カチコチのコリとなってしまいます。そこに針で刺激を入れてあげると、本来あるべき血液が流れる状態へ戻す事ができるというわけです。専門的な説明ですと、1.ストレスや...10Aug2024
腰痛について考える全然ブログは更新していませんでした。今回は腰痛について思うままに書いていきたいな〜と。腰痛には様々な原因がありますが、意外と原因は明確にはわかっていないようです。個人的には軽度なものは脊柱起立筋、ひどいものや坐骨神経痛を含めると大腰筋に刺すと改善するのを効果を実感することが多いです。しかし、まだまだ勉強は足りていないので追求していきます。さて、東洋医学的に考えると原因にはいくつかパターンがあります。今回は「血虚」によるものにフォーカスをあてたいと思います。血虚とは、血が不足した状態のことを示します。なぜ血虚でおこるのかというと、血は筋肉を滋養しているからと解釈ができます。その栄養分を筋肉へあたえることができないと痛みが・・・足が攣る...15Jun2024
腹診について西洋医学的に考える腹診は、東洋医学で重視される診断技術お腹押してここが痛いから◯◯が悪いって、うさんくさいなーって一般の人は感じると思います。自分もそれって科学的に根拠ないんでしょ?って最初は思っていたけど、最近は腹診について勉強していたら調べていくうちに現代ではきちんと解明されていることに気が付きました・・・昔の経験則が今は証明されていることにも驚きつつ、昔の人はすごいなと。腹診は実は、鍼灸師と漢方医で2パターンの方法・見方があります。特に中国よりも「日本漢方医」にて発達した診察方法とも言われています。中国では腹を見せるということは=弱点・急所を見せるという発想もあり、発展しなかったとか言う話も。鍼灸師では行う人は多くないと言われている(俺が行った...14May2024
価格表6月中はこちらの料金です。現在キャンペーン価格にてご案内しております。おすすめは、全身コース90分プレミアム美容鍼+全身コース80分・120分SNS掲載のご協力いただければコラーゲン活性鍼などサービスさせていただきます♪(特定できないよう顔を隠した上で私のアカウントにて施術部位を載せさせていただきます。)価格表にないコースも相談に応じますこれがしたいあれがしたいなどなにかあればご連絡を!10May2024
経筋について考える経筋というのはあまり聞き馴染みがないし、知っている・活用している鍼灸師は多くないと思う。経絡にちょっと似たものがあるんだけど、現代的な考え方で筋肉は全身1つにつながっているという考え。例えば、骨盤周りの筋肉が硬くなっていることで、連鎖的に頭痛を引き起こしていたり、などそんなことも考えられる。専門的にいえば、筋膜で1つにつながっている。鶏もも肉買うときに周りについている膜みたいなやつが筋膜です。なので離れていて異常になっている筋肉・筋膜を刺激すると遠隔でつらい症状が良くなることが期待できます。効果は大きいけど、やり方次第では痛いんだけど・・・痛くないように工夫も必要。参考文献は、アナトミートレインという本。まだ全然読み切れていない。10May2024
web画像更新!先日アー写を撮り終えまして、画像もやっと完成したのでweb用の画像を更新しました。意外と時間がかかる作業でして、大変でした。まだプライス表が完成していないのでつくらねば、、、そうそう、アー写の裏話をアメブロでこそっと。撮影日は4月下旬の日曜。なのでそこから5/5のライブに向けて厳選・修正まで急ピッチで行いました〜。08May2024
日本人は胃腸が弱い日本という国で考えたときに、他の国と異なる点・特徴は気候で「湿度が高い」ことです。湿度が高いということは中医学で考えると、「脾胃」と関係が深いとされます。一般的な解釈では、「胃=脾」もしくは古典では「脾=消化管全て」のことをさしているようです。この湿度が高いことで湿度→脾胃の機能が悪くなる→食べ物・水分の消化能力が低下する→食欲不振・浮腫みやすいという症状がでます。よって、日本人は全体的に胃腸が弱い傾向にあります。食養生においては、①飲み物は冷えたものは控えること冷たい=体温以下をあらわすので37度前後と以外にもぬるめ・・・現代的な解釈では冷たい水を摂ることで、胃・消化管が冷えて血流が悪くなり消化能力が低下すると考えられます。②飲み...28Apr2024
中医学で考える腰痛について3パターン腰痛これはヒトならば避けて通れぬ症状。人間は古来は4つ足歩行だったので、2足歩行になることで、本来使うはずじゃなかった筋肉である「大腰筋」に負担がかかると考えられます。4つ足歩行で、馬が前足上げたときに踏ん張るときに使う筋肉と考えると常時使う筋肉ではないなと。とその話は中医学とは関係がないので前置きなのですが、腰痛には3パターンあります。五臓でいうと、「肝」「腎」、経絡の「膀胱経」(「督脈」も)です。まず、ギックリ腰など急激に起きた場合は「筋肉」と関係が深い「肝」の失調が考えられます。現代でいうと、筋膜同士がうまく動かず捻挫に近いような状態である筋膜性腰痛であることが多いです。ただ、実際は原因不明、というパターンなのであくまでも想定...27Apr2024
養生 春は髪をほどいて、ゆったりした服を着る今回は養生についてきままに書いていきます。東洋医学では、春は「肝」や「木」「酸」「筋」「風」と関係が深いと言われています。木は「成長」や「伸びていく」といったイメージがあるため、縛り付けられるのを嫌います。なので、養生としてはのびのびゆるゆるがテーマ。髪の毛はおろして、服はゆったりめを着るのがおすすめ。また、五臓では「肝」と関係が深いと言われています。上記の通り、気がのぼりやすくなり頭部に溜まりやすいため、イライラしやすくなったり側頭部がしめつけられやすかったりします。(専門的に言うと肝の表裏である胆の経絡の通り道)セルフケアのツボでおすすめなのは足背部にある「太衝」です。足の親指と人差し指の付け根が交わるあたりです。このあたりがゴ...26Apr2024
トリガーポイントトリガーポイントという言葉はご存知でしょうか?聞き慣れないと思います。私も専門学校へ行くまでは単語すらしりませんでした。トリガーポイントとは、体の別の部位の筋肉が硬くなることで別の部位に影響がでるという理論です。分かりづらいので例をあげます。緊張性頭痛で頭の横側(側頭筋)が痛いとします。その際に、耳の後ろと首の付け根(後頭下筋群)の間を押すと、筋緊張性頭痛の側頭筋の痛みがなぜか起こる(再現される)、ということがあります。(また、後頭下筋群に反応がない場合は、第二選択肢として胸鎖乳突筋という首の前側にある筋張ったところの耳の下あたりを押してみるとずーんとした痛みがでることがあります。)つまり、その頭痛の原因は側頭筋ではなく、後頭下筋群...23Apr2024
指圧による痛み改善指圧をすると気持ちは良いですね。指圧によりなぜ症状が改善するのかを考えてみます。作用としては、指圧をすることで一時的に「虚血状態」という、血液を止めた状態を作り出します。そうすると血管拡張物質などがそこに発生し、指を離すことで同時に一気に血液が流れ込みます。血液が流れ込むことで、局所にあった発痛物質であるブラジキニンやプロスタグランジンなどといったものが流れていき、症状が改善することがあります。そしてトリガーポイントというものもあるのですが、それはまた別の機会に・・・頭痛で頭の横(側頭筋)が痛い人は首の付け根を指圧するとその痛みが同じように出てきたりします、そしてそこを指圧・鍼で刺すと頭痛が解消します。詳細はまた今度。16Apr2024