針で肩こりは解消するのか?

肩こりには針がいい、とはよく聞くけれどなぜなのか。


通常は筋肉には動脈・静脈といった血液が通り、

血液は酸素や栄養を筋肉へ運んでATPという動かすエネルギーを作ります。


コリがあるところは、「血液が止まっている状態」と言われています。


メカニズムとしては、交感神経が昂った状態が続く、同一姿勢や筋肉を使いすぎることで筋疲労を起こすと


コリの部分にはアセチルコリンが溜まってしまってしまい、これが原因で固くなってしまいます。

そして、血液の循環が悪くなります。(虚血状態)


この虚血状態になると、カチコチのコリとなってしまいます。

そこに針で刺激を入れてあげると、本来あるべき血液が流れる状態へ戻す事ができるというわけです。


専門的な説明ですと、


1.ストレスや同一姿勢が原因で交感神経↑となる

2.交感神経優位となると常に筋肉が緊張することで血流が悪くなり、

結果、虚血状態=コリとなる

3.コリを痛みと感じることでストレスとなる→1にもどり余計悪化していく


※この循環を断ち切らないとコリは悪化していきます。


針をコリへ刺すことで、筋紡錘反射が行われ、筋肉が一時的に収縮し、その後弛緩します。

そして、針により筋肉細胞が破壊されることで細胞に含まれていたエネルギーのATPが→ADP→AMPとなります。

そして、アデノシン受容体へ結合することで鎮痛効果が発揮します。


・血流をよくすることで痛みの発痛物質であるブラジキニンやロイコトリエン等といったものを洗い流せます。

セルフケアとしてはストレッチ、入浴や蒸しタオル、お灸が有効です。


当治療院ではお灸のセルフケアも行っておりますのでお問い合わせくださいませ。


新宿 鍼灸院

ヴィジュアル系バンドマンによる鍼灸・漢方についてのブログ 美容鍼に興味を持って始めて全身の鍼灸治療が必要なことがわかり日々勉強。

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