胃の不調はどこからくるのでしょうか。
西洋医学的には、急性胃炎、慢性胃炎、逆流性食道炎GERD・NERD、機能性ディスペプシアFDといった診断名がつけられることが多く、
薬としてはエソメプラゾール、ランソプラゾール、ファモチジン、モサプリド、ドンペリドン
アコファイド、六君子湯あたりが処方されることが多いです。
メカニズムとしては、胃酸過多、もしくは防御因子低下によるものがあります。
原因としてはストレスも一因です。
鍼灸治療においてどのようにしていくのか?
まず、胃の神経伝達は、胃から脳へいくことが前提ですが、
実は身体から同じ信号が脳へ伝達されています。
胃&身体で同じ神経が→脳ということです。
デルマトームというものがあり、不調の臓器に対してリンクする皮膚表面に痛む特定の場所があります。
ツボでいうと、背中の真ん中〜下の方です。胸椎の5〜11あたり、
特に10・11にある胃愈・脾愈の圧痛が現れます。
ここに針で刺激すること、脳が胃腸の信号と勘違いして、結果、正常な働きへとなります。
その他、お腹の真ん中にある中脘というツボは胃酸を抑える効果もあります。
足三里という有名なツボは迷走神経が集中しているツボなので副交感神経優位となり胃腸が動き出します。
このように今回は胃について書きましたが、その他不調な臓器に対してもデルマトームで皮膚に圧痛がでて正常化することが鍼灸ではできます。
正常化する細かい専門的な部分は一部割愛しました。
その他不調などご相談ください。
ご来院お待ちしています。
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